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認知機能の衰えを補える

60~80歳の人に神経心理検査を行い、楽器の練習・演奏経験の長さとスコアとの関係を調べたところ、練習・演奏経験が長い人ほど非言語(視覚・聴覚)記憶、空間視覚記憶、物の名前を言う、新しい情報を取り入れ適応するといったテストで高いスコアだった。

練習・演奏経験が10年以上の人では、楽器と疎遠になる期間が数十年なっても、上記のような利点がすべて失われるわけではないこともわかった。また、9歳以前に楽器を始めて10年以上続けた場合、後期成人期に言語作動記憶が衰えないという利点があることも研究によりわかっている。
これは能の発達時期に楽器を練習することで新たに神経連結が作られ、高齢になってから人気知能の衰えを補っているためと考えられている。

聴覚の衰えを補える

55~76歳の人に特定の言葉を聞き分けるテストを行ったところ、4~14年楽器の練習経験があると、中断期間が40年あっても聴覚脳幹の活性度が高く、反応が早いことがわかった。

年を取ってから始めても効果あり

65歳以上の人に週に1時間、楽器の練習をしてもらったところ、4~5ヶ月で聴覚、記憶、手の動きを司る脳の部位の活性度が高まったそうだ。
また、60~85歳の人にピアノのレッスンを受けてもらい、半年後にさまざまなテストを行ったところ、記憶力、言語流暢性、情報処理能力、計画能力等が向上しているのがわかった。「楽器と縁がなかった」という人もあきらめるのはまだ早い。

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